外灯が無人の公園を照らしていた。

暗い路上に一台の車が停まっている。
運転席に女、助手席に男が座っていた。

女は封筒を男に渡した。

男は封筒に指を突っ込んだ。
万札の束を取り出して数え始めた。

「成功報酬」

女がそう言うと、カーラジオのツマミを回した。